島田市は、市の総面積の約66%にあたる20,901haを森林が占め、かつて大井川上流域で伐られた木材が集まる「木都」として繁栄してきました。市内の森林は、市の中央を流れる大井川によって育まれ、また、その土壌条件とともに、気温、雨量などの気象条件にも恵まれ、スギ、ヒノキを主体とした人工林が大切に育てられています。大井川流域産材は材質も通直性に優れ、「クセのない木」として珍重されています。
現在、人工林の約80%が40年生以上となり、資源として成熟期を迎えており、市・林業事業体・森林所有者が一体となって、木材利用の促進を図っています。市では地域産材を使用した木造住宅への助成や公共建築物への地域産材の積極的な利用により、地域住民に木の良さや木材利用の大切さをPRしています。