下川町は、町の面積64,420haのうち約90%が森林であり、古くから林業林産業を基盤として発展してきました。
町有林では、「循環型森林経営」を基盤とし、林業従事者の雇用の場の確保と伐採した木材を地域内へ安定供給するなど、地域の森林資源を有効に活用しながら持続可能な森林づくりに取り組んでいます。
また、林産業は、町内に8社10工場を有し、下川町の製造業出荷額のうち、木材・木製品における出荷額は8割を占め、建築・土木用資材や木炭、割箸、木酢液、アロマオイルなど、森林から生産される資源を無駄なく利用しています。
平成15年には、「FSC森林認証」を北海道で初めて取得し、現在、およそ7,000haの森林が、FSC森林認証を取得しています。また、木材加工、流通過程の管理認証である「COC認証」を町内の11事業体が取得しており、FSC森林認証材の供給が可能となっています。